スタッフブログ

「家なき子」が自宅を相続したときの評価減

2013年07月11日



こんにちは、園部です。

すっかり夏ですね。

朝、熱いシャワーを浴びて
目を覚ましてから出勤するのが
日常なのですが、

ここ最近、このシャワーが辛い。

浴びるまでは
我慢して浴びるのですが

そこで一日分の気力を
使い果たしてしまいます。

クールダウンするまで、
朝の貴重な時間を
10分ほどフリーズすることに。

あわよくば
そのまま寝てしまいそうになるのを
必死にこらえ、重い腰を上げて出勤。

当然、到着はギリギリに。

もっとも、
冬は冬で


布団から出るまでが辛い


とか書いた気もしないでもないです。

出勤がギリギリになる言い訳って
気節ごとに用意されているというお話。

—————————-

今日のテーマは
「小規模宅地等の特例」です。


最近、改正があって有名になりました。

簡単にご説明すると、
被相続人と同居していた親族が、
相続で自宅を取得して継続して住み続ける場合には、

その敷地の評価額を240平米まで80%減額する

というものです。

この小規模宅地等の特例は
なかなか奥が深い。


今回取り上げるケースの被相続人は、

ご自身で所有している土地・建物に
1人で居住しており、
同居親族はありませんでした。

配偶者は、3年前に亡くなっています。

相続人は、長男と長女ですが、
いずれも別居。

自宅を取得予定の長男は、
10年前より転勤で東京や東北地方を転々として、
賃貸マンション住まいです。

この長男、自宅を取得後も
住む予定はありません。


さて、この場合、
小規模宅地等の特例は使えるでしょうか?

同居要件も継続居住要件も
満たしていないわけです。


当然、駄目でしょ。


・・・と、考えてしまうところですが、
実は、これは適用可能です。


俗称「家なき子」
(措法69の4(3)ニロ、措令40の2(8))


のケースです。

(この俗称のネーミングも
 どうかと思いますが。)


20130711園部 家なき子 小規模宅地



(1)被相続人に配偶者又は同居親族がいない場合で、
(2)被相続人が居住の用に供していた宅地等を、
(3)上記(2)の宅地等を取得した親族が、
(4)相続開始前3年以内に日本国内にある、
(5)本人(親族)又は配偶者の所有する家屋に居住したことがなく、
(6)申告期限まで継続保有すること(居住要件なし)。

(高橋安志『小規模宅地特例の活用』ぎょうせい)


上記全てに該当する場合については、
「特定居住用宅地等」に該当します。

この場合、
取得した自宅には

居住しなくてもいい、

というのは見落としがちなポイント。

要件に該当することを証明するためには、
過去の住民票、
長男の賃貸借契約書の写しなど

で裏付けを確保しておくのが
重要となるでしょう。


減税額の大きさが大きさですから、

わずかでも疑念を抱かれないように
証拠作りは入念にしておかなければなりません。
 

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